JinTachibana@usa

アメリカの理学療法士 Doctor of Physical Therapist になるための道のりを中心に、海外留学、アメリカでの生活や、大学・英語の勉強について、全て僕の実体験をもとに紹介していきます。少しでも誰かの助けになれればと思ってますので、何か質問などございましたら、是非コメント欄にてお願いします!

最初の夏学期 Part 1

 

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こんにちは、橘ジンです。

 

 

久しぶりの更新になりました。というのも、学校が始まって以来、もはや初めての休みといっても過言ではないくらい週7日24時間ずっと勉強漬けです。(睡眠は取っていますが...)

 

NYU DPTプログラムの夏学期は大きく分けて3つに分かれています。6月はPTとしての倫理道徳と法律、細胞学。7月は実際に検体を使っての解剖学と救急救命。そして8月はもう一度細胞学。最初の1/3が終わり、今日が始まって以来初めて、勉強しなくてもいい週末というわけです。

 

今まで長いこと大学生活をやってきましたが、やはりDoctorのプログラムは難しさが桁外れです。もちろん覚悟はしていましたが、これほどきついとは思いませんでした。

 

授業自体は朝から始まり昼過ぎには終わるのですが、そこからが勝負。クラスメイトで協力してVoice Recordingをし、共有、4時間の授業Recordingを聞きなおしながらもう一度ノートを取る。一回一回の授業内容が膨大なため、スライドはほぼ準備されておらず、教授の口から出た言葉全てが試験範囲という感じなのです。授業後は図書館でやるのですが、終わった頃にはもう夜遅く、帰って就寝、翌朝また授業。

 

ここで一番大変だと思ったのは体調管理です。もはや24時間勉強のことしか考えられず、食事はおろそかになりがちで、何度か体調を崩しましたが、それで一度欠席なんてしたらもう追いつけません。いかに食事に時間を割かず、良質な栄養を取れるかが勝負です。

僕は、NYU Main Libraryのすぐ隣のDOJOという日本食レストランにほぼ毎日お世話になりました。料金も$10前後とお手頃で、焼き魚、カレー、ラーメン、丼モノ、日本食のメインどころは全てあり、サラダも付いてくるので栄養は十分だと思います。

 

そして、特に細胞学ですが、何がこんなに難しくさせているのかというと、頼る教材が限られているということです。分厚い教科書か、Recordingのみ。インターネットはあてになりません。教授がその分野の権威であり、Wikipediaはもちろん、インターネットで得られる学術的情報は間違っていることが多々ある、もしくは重要な部分を省いて簡略化されているから、そこから学んでもテストで点数など取れない、と。Wikipediaの情報を元に試験で回答し、間違えている生徒が過去に何人もいて、抗議に来たそうですが、もちろん、間違いは間違いで、門前払い。確かに僕が勉強していた時も、授業内容とWikipediaの内容が違っていたことは数回ありました。

 

細胞学では原子から始まり、それらがどういう仕組みで繋がり、細胞というものを形成しているのか。そしてそれらがどう組織として体の一部となっているのか。そこから授業は病理学、胎生学、体の組織毎の分野と進んでいきます。細胞同士、組織同士の繋がりの種類も数多くあり、絶対将来使わないと思うようなものばかりですが、教授に妥協はなく、これは細かいから知らなくていいよ、なんてことはありません。教授曰く、いずれ診断や施術を勉強する際、必ず必要になる知識だから、今はとにかく頑張れと言われました。

 

"Trust The Process"

うちのクラスでもはや合言葉のようになっていて、くじけそうになったり、こんな細かいところを勉強して本当に将来必要なのかと不信になったりした時、"これは必ず必要なプロセス、信じよう"とお互いに励ましあっています。

 

明日からまた新たに解剖学が始まりますが、これは日本でもコロラドでも散々やって来ました。しかしやはりここはDoctoral Program、油断せずにしっかりやっていこうと思います。