JinTachibana@usa

アメリカの理学療法士 Doctor of Physical Therapist になるための道のりを中心に、海外留学、アメリカでの生活や、大学・英語の勉強について、全て僕の実体験をもとに紹介していきます。少しでも誰かの助けになれればと思ってますので、何か質問などございましたら、是非コメント欄にてお願いします!

弁護士なんていらない、Green Card申請!(少々長いです)

こんにちは、橘ジンです。

  

今日は、僕がアメリカに来て一番苦労したであろう、嫁のグリーンカード申請から取得までの話をしようと思います。

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僕たちの状況は少し特殊で、実は僕は東京育ちですが生まれはアメリカなため、アメリカ人と日本人の国際結婚という形になりました。ですので、日本人の方がアメリカ人の方と、アメリカで結婚する際には参考にしていただければと思います。(日本人GC保有者と結婚してGCを取得する場合は、また異なるプロセスかもしれませんので)

 

 

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僕は嫁の留学中に彼女と出会い結婚したため、嫁のM-1 Visa のステータスから永住権を得るために僕が申請をしました。

 

グリーンカードの申請は、シンプルな人もいれば僕のように学生国際結婚で複雑なパターンもあります。ですので、トラブルと時間の浪費を避けるために、専門の弁護士さんに頼むケースが多いですが、弁護士事務所では、初期費用、申請代行費用、弁護士費用などが請求され、条件によっては安いところもありますが、合計で$7,000近くもかかってしまうそうです。 幸い大学院受験直後で時間はあったため、僕は全て自分でやることにしました。費用は直接申請にかかった料金だけなので合計で$1,490ですみました。

 

なんせ提出書類が多かったため、ワード1ページに提出書類とそれらで何をしなければならないのかをまとめ、毎日毎日それを確認しながら申請を進めて行きました。そのリストがこちらです。

 

  • I-130 Petition for Alien Relative
  • I-485 Permanent Residence or Adjust Status
  • I-765 Employment Authorization
  • I-131 Travel Document
  • I-864 Affidavit of Support
  • G-325 Biographic Information
  • G-1145 E-Notification
  • I-693 Medical Examination
  • I-94 Arrival-Departure Record

 

これらの書類とともに必要だったものがこちらです

 

  • それぞれの出生証明書のコピー (日本人は戸籍謄本とその英訳)
  • それぞれのパスポートのコピー
  • 嫁のビザのコピー
  • 結婚証明書
  • それぞれの30日以内に撮った証明写真
  • 年収の証明書
  • 銀行口座残高明細書
  • $420 小切手
  • $1070 小切手

 

ここから僕が実際にやった方法を、順を追って説明してもいいのですが、実際なかなか遠回りしたので、失敗から学んだ今だから教えられる、僕が思う最短距離で申請方法を話していこうと思います。

 

 

  1. まず必要な書類を全て記入して用意

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(僕はそれぞれを下のように分けて封筒に入れました)

 

< 封筒1: I-130 Petition for Alien Relative >

これはアメリカ人である僕が申請するもので、外国人である妻との関係がしっかりありますという申請です。この申請書のInstructionページにも書いてありますが以下のものを一緒に提出しなければならないので用意します。

  • 僕のG-325 Biographic Information
  • 嫁のG-325 Biographic Information
  • G-1145 E-Notification (E-mailにて通知が欲しい人のみ)
  • 僕のパスポートのコピー
  • 僕の出生証明書
  • 結婚証明書
  • 僕の証明写真
  • 嫁の証明写真
  • $420 小切手

 

< 封筒2: I-485 Permanent Residence or Adjust Status >

これは嫁が申請するもので、今現在の M-1 というVisa ステータスから永住者へ変更してください、という申請書です。これには優先度があり、最も優先的に処理されるのは申請者が嫁であるパターン。次に自分の子供、そしてその他の家族のメンバーという順になって行きます。最優先の配偶者であっても1年近くかかるので、他の優先度の人たちは相当時間かかると思われます。この申請書と一緒に提出するのはこれらの書類です。

  • 嫁のG-325 Biographic Information
  • 嫁のI-693 Medical Examination (これはプリントアウトして病院に持って行き、お医者さんに記入してもらう)
  • 嫁の戸籍謄本とその英訳
  • 結婚証明書
  • 嫁のパスポートのコピー
  • 嫁のビザページのコピー
  • 嫁の証明写真 2枚
  • $1070 小切手
  • I-864 Affidavit of Support (これは、アメリカ人側が外国人である配偶者を経済的に養えるかという証明です。僕はバイトをしていましたが、学生で規定年収を満たしておらず、仲のいい友人に記入してもらい、僕たち夫婦の保証人になってもらいました。この時、僕が経済的に嫁をサポートできないという証明として、年収証明や銀行口座残高証明書なども一緒に提出しました。)

 

<封筒3: I-765 Employment Authorization >

これは、アメリカで働けるようにするためのもので、実際はいつ申請してもいいのですが、Green Card申請時に一緒に提出すればその申請料が免除されるので、いずれしようと思ってる人は一緒に提出してしまった方がいいと思います。これらの書類が必要になります。

  • 嫁のパスポートのコピー
  • 嫁のI-94 Arrival-Departure Record
  • 嫁の証明写真 2枚

 

<封筒4: I-131 Travel Document >

グリーンカードの申請は時間のかかるものです。基本的には申請中無断でアメリカを出てしまうと、申請放棄とみなされて破棄されてしまうと言います。これを防ぐために、この書類を申請します。この申請をすることで、グリーンカードの申請中も出国したり再入国したりできるようになります。これも絶対必要というわけではありませんが、念のため適当な日本への帰国日時を設定して申請しておきました。これに必要な書類はこれらです。

  • 嫁のパスポートのコピー
  • 嫁のビザページのコピー
  • 嫁の証明写真 2枚

 

  1. Cover Sheetを作成して、大きい封筒に入れ、さらに上記の4つの封筒もその中に入れてまとめて提出

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Cover sheetは不必要なものなので、逆にプロセスを遅くするなどという意見がネットを見るとありましたが、提出書類を見落として欲しくないと思ったので、やはり作成して入れてしまいましたが問題なかったみたいです。

 

  1. Biometrics Service Appointmentのお知らせを待つ

 

全ての書類を無事だし終わり、向こうがそれを受理すると、申請者の情報を登録するために指紋とサインを登録しなくてはなりません。そしてそのためのAppointmentの通知が家に郵便で届きます。そこには日時と場所が記されているので、それにきちんとしたがって会場に行きましょう。実はこれ、申請書類ごとに届いたりするので、嫁のようにEmployment AuthorizationやTravel Documentなど用に、それぞれ異なる日時の記されたAppointment通知が同時に複数届いたりします。嫁は一番早いものに行って、その2枚を見せたら一回で全てやったことにしてくれました。まぁ、当たり前ですよね。ちなみに嫁は、指定時間に行ったにもかかわらずそこで1時間以上も待ったそうです。

 

  1. Employment Authorization と Re-entry Permitを受け取る

 

ここまで全て終われば、基本的にあとは待つだけです。待っていると仕事ができるようになるEmployment Authorization と 日本に一時帰国できるようになる Re-entry Permitが一つになったカードが送られてきます。これが届けば相当楽ですね。嫁もすぐに日本食レストランなどでバイトしたり、結局申請中2回も日本に帰ったりしていました。ここまでで、提出してからちょうど半年くらいでした。

 

  1. 面接の通知

 

申請から半年でトントンと進みましたが、面接もらうまでが長かった気がします。実際、Green Cardが通らなくてもこの時点で、仕事もできて日本へも自由に行き来できて不自由しなかったので焦ってはいませんでしたが、さらに半年経っても連絡がないので不安に思い、メールで問い合わせたところ、そのあとすぐに面接の案内が来ました。僕のアメリカ人の友人も同じように奥さんのために申請していたのですが、同じように催促の連絡をしたあとすぐに面接の連絡が来たそうです。もしかしたら偶然かもしれませんが、もしかしたら催促はした方がいいのかもしれません。

 

  1. 面接

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面接の通知が来たら、指定の日時に指定の場所で面接をします。これには準備しなければならない書類があります。こちらは今まで、二人の関係が本物であるという正式な書類を提出して来ましたが、面接ではそれがうわべだけでなく本当に本物かどうかわ見極めようとして来ます。ですので、もう正式な結婚証明書などは必要なく、むしろもっとカジュアルなものが要求されます。僕たちは、一緒に入っている車の保険証明や銀行口座の証明の他に、これらを一応準備して持って行きました。

  • 出会った頃の写真
  • 一緒にカリフォルニアに行った時の航空券
  • 共通の友人と写っている写真
  • 親戚と写っている写真
  • Wedding の写真

写真は大量に準備して行きましたが、結局数枚しか見られず、まず形式的にお互いの個人情報の質問が前半を占めました。僕に、嫁の個人情報の質問。嫁に、僕の個人情報の質問。そうして互いにしっかり知っていることを確認すると、馴れ初めからお互いの趣味、普段お金の管理はどうしているのかなど、少しずつカジュアルな話になり、最終的にはバスケットボールの話をして終わりました。面接自体は20分程度で終わりました。待合室には大勢の人が待っていましたが、通訳も多く、あまりに英語が話せないときは通訳がいないと面接をキャンセルされてしまうケースもあるそうです。

面接結果はその場で教えてくれました。2週間後に郵送でGreen Cardが届くから受け取ってくださいと言われ、全てを終えました。

 

  1. Green Card 受取

 

2週間後、家のポストにGreen Cardと正式な書類など一式が届いていました。これらを受け取り、正式にGreen Card申請全ての手続きが終了し、ホッとしました。書類の提出からここまでちょうど1年でした。

 

 

 

僕たちのケースはアメリカ人と日本人、さらにお互いに学生という状況での結婚だったので少し特殊で、余分なプロセスもありましたが、弁護士なしで無事に取得することができました。実際には各申請書類のInstructionを全て3回ずつ読んだり、知り合いに聞きに行ったり、ある友人からは事情があって保証人を断られたりと、気持ちよくすんなり行った申請プロセスではありませんでしたが、なんとか最後までやり遂げられました。本当に良かったです。

 

もし、僕と同じような境遇や、アメリカ人の方と結婚する際に、相方があまりGreen Card申請を手伝ってくれないというような状況(友人には実際そういう人がいました)で、申請に関することで何か質問のある方は、どうぞコメント欄にて質問ください。知ってる限り、全力で答えさせてもらいます。とても苦労しましたが、この経験が誰かの役に立てればと思います。