JinTachibana@usa

アメリカの理学療法士 Doctor of Physical Therapist になるための道のりを中心に、海外留学、アメリカでの生活や、大学・英語の勉強について、全て僕の実体験をもとに紹介していきます。少しでも誰かの助けになれればと思ってますので、何か質問などございましたら、是非コメント欄にてお願いします!

DPT までの道のり Part 1: Bachelor's degree, Prerequisites, GPA

こんにちは、橘ジンです。

 

前回は、大まかな日本のPTとアメリカのPTの違いについて話しました。ここからは、アメリカのPTになるための道のりをstep by stepで、僕の実体験から説明していこうと思います。

 

今日は、その一つ目として、受験に必要な条件である、Bachelor’s degree, Prerequisites, GPAについて話します。

 

PT Programに受験するためには上の三つが必要ですが、細かい制約はなく、どこの大学でもどこの学部でも、互換性が認められればどこの国でも大丈夫です。実際僕は、順天堂大学のスポーツ健康科学部でBachelor’s degreeを取得し、それをWorld Education Services にてアメリカでの互換性を認めてもらい、この受験条件をクリアしました。学部はどこでも、どんな種類でも大丈夫です。面接会場で出会った同じ受験者の中には、経済学部出身の人もいたくらいです。

 

 

次の条件として、Prerequisitesがあります。これは、受けるPT Programによって異なり、そこの指定するクラスを全て取らなければなりません。僕は20校近くのプログラムを受験したので、20校近くのPrerequisitesをカバーしなければなりませんでしたが、ほとんど重複していました。僕が実際受験のために取った授業はこちらです。

  • Chemistry I & II – 化学I, II  
  • Biology I & II – 生物 I, II
  • Physics I & II – 物理I, II
  • Calculus I – 数学I
  • Statistics – 統計学
  • Psychology – 心理学
  • Abnormal Psychology – 異常心理学
  • Anatomy with lab – 解剖学とその実験
  • Physiology with lab – 生理学とその実験
  • Biomechanics with lab – バイオメカニクスとその実験
  • English Writing – 英語ライティング

順天堂大学を卒業後、コロラド州立大学に再度入学し、これらの授業を取りました。人にもよりますが、アドバイザーによると、一学期で3つ以上Scienceの授業を取るのは自殺行為だと言われ、あまり詰め込みすぎずに予定を組んでいき、夏休みの授業も全部取りましたが、約2年で取れました。この後に話しますが、受験ではこれらの授業の成績も重要ですので、あまり急いで詰め込んでとって、成績が悪いと本末転倒になりかねません。しかし学校によっては、University of Washingtonのように、どのくらいハードなスケジュールで単位を取って来たのかを考慮する大学院もあるので、あらかじめチェックし、計画的にこれらPrerequisitesをクリアしていくのがいいと思います。

 

 

最後に大学で取得した授業の評価の平均点、GPA(Grade Point Average)はPT Program受験においてとても重要です。大学の授業の成績は、簡単に表すとA, B, C, D, Fがあり、何%とればAなのかとかは授業によって異なりますが、GPAに換算するときには、下記のような計算方法になります。

A = 4.0

B = 3.0

C = 2.0

D = 1.0

F(Fail) = 0

この点数が各授業によって与えられ、この点数かけるその授業の単位数が、その授業で得たGrade Pintとなります。例えば、僕の取った数学は5単位でA、異常心理学は3単位でBでした。この場合数学は 5単位×4 points= 20 GP, 異常心理学は 3単位×3 points= 9GP。この二つだけで見ると、平均であるGPAは(20+9)/8= 3.625 となります。実際はこれを自分のとった全授業の数字で行いGPAを算出しますが、基本的に大学の成績証明証に計算されて表記されています。

そして、PT Programを受ける際、稀に2.7以上が条件という大学院もありますが、基本的には3.0以上が足切り、受かるには3.5以上が理想です。もちろんGPAだけが審査基準ではありませんが、GPAが低いと相当不利のようです。僕も実際、最初に受験した時はGPA 3.12で、15校受けて全滅。GPAを上げるため、一年かけてCだった授業を全て受け直しAにし、次の受験時には3.34で挑み、New York Universityに合格しました。ちなみに順天堂大学でのGPAは3.94と最高だったのですが、日本のGPAは考慮されないらしく、GPAに関してはアメリカで頑張らなければなりませんでした。

 

アメリカにPT Programは数多くあり、それぞれ条件が違っていて、正直入りやすい大学院も多少はあると思います。ゴールは国家資格で、将来的にはどこの大学のプログラムを出ようと全く関係ないので、比較的受験条件の厳しくないところならどこでもいいという人、ネームバリューのあるしっかりとしたプログラムで学びたいという人、または地元から出たくないなど立地のみで選ぶ人など、選び方は人それぞれのようです。ちなみに僕は、いずれ日本に帰ることを見越し学歴を見ても恥じない学校、そしてProgramの中での病院研修先の選択肢の多さで選んで受験しました。結果一校しか受かりませんでしたが、そこが第一志望だったのでよかったです。

 

次回は、他の受験条件の要素である、Observation hoursについて話したいと思います。

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