JinTachibana@usa

【【【【英語学習法、英会話、アメリカ生活、米理学療法学、そしてDPT Program受験から合格までの日記】】】】 アメリカの理学療法士 Doctor of Physical Therapist を目指しています! 0から始めたスタートでしたが、色々な苦難を経て無事New York University DPT Programに合格しました。 この経験が少しでも誰かの助けになれれば幸いです。何か質問などございましたら、是非コメントにてお願いします!!

Topic: Brachial Plexus

前回までで、Anatomyの基礎として、

骨、関節、筋肉、循環系、そして神経系、とやってきました。

 

これからは、アメリカのDPTプログラムで習う、より発展的な内容へと移っていこうと思います。

 

今日は、PTとして患者さんの上半身の診断を行うに当たって、最も重要といっても過言ではない、Brachial Plexusについて説明していきたいと思います。

 

Brachial Plexusは腕全ての神経から構成されていて、ここで全てはカバーできないので、とりあえず覚えておかなければならない大まかな構造をここではやります。

そして個々の神経は後ほどやっていきたいと思います。

 

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Brachial Plexusは、日本語で"腕神経叢"、上でも述べたとおり、腕の筋肉、関節、そして皮膚の神経全てで構成されています。首の根元、基本的にC5からT1のNerve Rootから出て、途中交わったり分岐したりし、最終的に手まで伸びています。

 

今回は構造と、その末端神経を説明していきたいと思います。

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まず、ProximalからDistalにみると、4つの区部に別れます。

  • Root
  • Trunk
  • Division
  • Cord

実際どうでもいいと思ったりもするのですが、PTの試験ではここもしっかり覚えなければなりません。

 

Rootは、首の脊柱から出てくるNerve Rootsのことで、

(C: Cervical, T: Thoracic)

  • C5
  • C6
  • C7
  • C8
  • T1

の5つです。

 

 

そこから交わるものは交わり、Trunkを形成します、上から

  • Superior
  • Middle
  • Inferior 

の3つです。

 

 

そして、そこからさらにDivisionとして2種類に分岐します。

  • Anterior (黄色い部分)
  • Posterior (オレンジ色の部分)

です。

 

 

 

そして、Cordsとしてもう一度、3つにまとまります。

  • Lateral
  • Posterior
  • Medial

です。

(ちなみにこのネーミングは、Axillary Arteryに対しての位置付けでされています。)

 

 

 

そして最後にTerminal Branches, 5つのメジャーな神経へと分岐します。

 

 

 

ここで、名前として覚えなければならない神経が15個あります。

  1. Dorsal Scapular nerve
  2. Suprascapular nerve 
  3. Lateral Pectoral nerve
  4. Long Thoracic nerve
  5. Upper Subscapular nerve
  6. Thoracodorsal nerve
  7. Lower Subscapular nerve
  8. Medial Pectoral nerve
  9. Medial Cutaneous nerve of the arm
  10. Medial Cutaneous nerve of the forearm
  11. Musculocutaneous nerve
  12. Axillary nerve
  13. Median nerve
  14. Radial nerve
  15. Ulnar nerve

 

図を参照して位置も覚えてください。

一見複雑ですが、覚えようとしてみると、自分なりに法則を作れて、案外覚えやすいです。

 

 

こんなの覚えられない...と思われるかもしれませんが、これさえ覚えれば、腕の神経に関してほとんど他に新しく覚えることはありません。

 

どこか怪我をした、腕のある部分だけが麻痺している、この指のある動作だけができないなど、症状さえはっきりしていれば一発でわかるようになります。

 

PTの学生は皆、自分なりに手書きでこの図を描き、毎日それを一回は書いて覚えます。そのくらい重要なんです。

 

 

逆に、これがわからないと、この先打撲、捻挫、骨折、脱臼など、症例の勉強をするときについていけなくなります。

しんどいのは最初の数十分だけです。集中してやればすぐに書けるようになるので、頑張りましょう。

 

 

次回は、これら神経が実際に何をコントロールしているものなのかを説明していきたいと思います。

 

こちらは今回の英語の動画になっています。

よかったら参考にしてみてください。

 

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No.5: Nervous System

これまで、骨、関節、筋肉、循環系とやってきました。

 

今回が基礎の最後で、神経系になります。

 

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私たちの体には司令塔として脳があり、その伝達のため、全身には無数の神経が張り巡らされています。そのおかげで、筋肉を動かせたり、外界の刺激を受け取ったり、または意識せずとも神経信号やホルモン分泌などを通して体の調節を行っています。

 

この神経網は体の奥の奥から指の先まであり、それらはそれぞれタイプわけされます。

 

まず大きく分けて2種類あります。

 

  • Central Nervous System [CNS]
  • Peripheral Nervous System [PNS]

です。

 

まず CNS

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こちらは内容はとても重要で複雑ですが、単純に、BrainとSpinal Cordです。

そこから特に分類されることもなく、基本的に頭蓋骨と脊柱で守られている部分のことをさします。

 

 

そしてもう一方は PNS

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こちらはCNSから分岐し、全身に行き渡っている神経で、ここから色々細かく分類されます。

まず、この二つ

  • Afferent (Sensory) NS

Sensory、感覚神経です。皮膚、目、耳など、外界からの情報を脳に伝えるタイプの神経です。

  • Efferent (Motor) NS

Motor、運動神経です。逆に、脳からの信号/命令を体に伝えるための神経です。

そしてこのEfferent NSからもさらに枝分かれします。

 

   - Somatic NS

     体性神経系で、実際に骨格筋を動かそうとする信号を送る神経です。

     前回やった、意図的に動かせる筋肉ですね。

   - Autonomic NS

     自律神経系で、その他の筋肉の平滑筋や心筋などをコントロールする

     神経です。そして最後にこれにも2種類あります。

 

     * Sympathetic NS

       交感神経です。脈拍を速くしたり、手汗を握ったりするのがこれ

       です。"Fight or Flight" responseとも呼ばれ、何か恐怖に直面した時

       に、それに立ち向かうかそれとも逃げるかって時に起こる体の反応で

       す。

     * Parasympathetic NS

       副交感神経です。逆に、脈拍を遅くしたり、眠くなったりします。

       "Rest or Digest" responseとも呼ばれ、体の機能を調整したりするこ

       とに役立ちます。

 

 

これら神経の分類が、最低限Physical Therapistとして必要なものであって、より細かく分けるともっとあります。しかし、大まかな基礎として、これらを知っておくと今後の身体の怪我への反応やストレッチ効果など、実践的な内容を理解するのにとても役立ちます。

 

 

これで、基礎である骨、関節、筋肉、循環系、神経系をカバーしました。

これからは、もう少し応用的なもしくは実践的な内容を紹介していけたらと思います。

 

こちらが、英語のLecture Videoになってます。

よろしければ、参考にしてみてください。

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No.4: Circulatory System

前回までで、骨、関節、そして筋肉とやってきました。

 

今回は、循環系をやっていきたいと思います。

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Circulatory Systemとは、循環系、つまり血液の流れのことで、大きく分けて2種類のCirculation (コース)があります。

 

  • Pulmonary Circulation
  • Systemic Circulation 

です。

 

 

まず一つ目はPulmonary Circulation

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これは名前からも分かる通り、(Pulmonary = 肺の) 肺に関連する血液循環です。

 

全身に酸素を送り、二酸化炭素を受け取って、仕事を終えた血液は静脈を通って心臓に戻ってきます。そしてその二酸化炭素を空気に戻し、新しい酸素を空気から得るために肺へ行き、その酸素たっぷりの血液をまた全身に送るために心臓に帰ってきます。

この心臓から肺、肺から心臓の血液のコースをPulmonary Circulationと言います。

詳しくは、Right Ventricleから肺へ行き、Left Atriumに帰ってくるまでの順路です。

 

ここで少し注意しなければならないのは、Artery(動脈)とVein(静脈)の間違えです。

 

よく、Artery = 酸素が多い、Vein = 二酸化炭素が多いと覚えている人がいます。そうすると、この肺動脈と肺静脈で困惑する可能性があります。

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なぜなら、肺動脈は心臓から肺へ行く血管、つまりまだ肺を通っておらず、二酸化炭素がメインで含まれています。

逆に、肺静脈は、肺から心臓へ行く血管で、酸素を多く含んでいます。

つまり、上記のように覚えている人は、名前と含有物が逆になっています。

 

なので、血管の名前を覚えるときは、酸素量/二酸化炭素量で覚えるのではなく、心臓との位置関係で覚えましょう。

心臓から出て行く血管 = Artery 動脈

心臓へ入って行く血管 = Vein 静脈

です。

 

そしてその血に酸素が多いのか二酸化炭素が多いのかを考えるときは、血液の順路を考えましょう。肺の後は酸素が多いですし、体の部位へいき、Capillary 毛細血管 (酸素と二酸化炭素の交換場所)後では二酸化炭素の方が多い。

 

こうすれば名前の混同は避けられます。

 

 

 

二つ目は、Systemic Circulation

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こちらは、System = 体/身体 なので、その他全ての体に行き渡る血管のコースです。

 

心臓からArteryとして出て行き、体のあらゆるところに送られ、Capillaryにて酸素を渡し、二酸化炭素を受け取って、Veinを通って心臓に帰ってきます。

こちらは、(肝臓などでの名前の例外もありますが)基本的にシンプルで、

Heart --> Artery --> Capillary --> Vein --> Heart

です。

 

 

全身には血管が張り巡らされていますが、この2種類の順路でできています。

 

こちらが、英語ですがLecture Videoになってます。

よろしければ参考にしてみてください。

 

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No.3: Muscular System

前回までで、骨と関節について話してきました。

 

今回は、筋肉の種類について話していきたいと思います。

 

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私たちが普段体を動かせるのは、全身の無数にある筋肉のおかげで、それは名前がついているもので650以上、それ以外のものも全て入れると800を超えると言われています。

 

 

それらは大まかに3つの種類に分かれます。

 

  • Skeletal Muscle
  • Smooth Muscle
  • Cardiac Muscle

です。

 

 

まず一つ目はSkeletal Muscle

 

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これは僕たちがよくトレーニングで鍛える筋肉で、上腕二頭筋や大胸筋、腹筋や背筋など、自分の意思で動かせる筋肉です。

 

 

 

次に、Smooth Muscle

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これは逆に自分の意思では動かせない筋肉。消化器官で食べ物を先に先にと押し出す筋肉や、呼吸器系にある筋肉。また、血管にも筋肉の層があり、寒い時に収縮したりするのも、Smooth Muscleの一つです。

 

 

最後にCardiac Muscle

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これは名前の通り(cardio- = 心臓の)、心臓の筋肉です。こちらも自分の意思では動かせない筋肉ですが、信号伝達や、その他の要因でSmooth Muscleとは異なります。

ここでは細かい点には触れませんので、この段階では心臓にある筋肉 = Cardiac Muscleと覚えておきましょう。

 

 

ここで、ある学生が教授に聞いた質問なのですが、目のピントを合わせる筋肉はどちらに属するのでしょうか。

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遠くのものを見ようとすると目のCiliary Muscleが弛緩/収縮してピントを合わせます。

これは自分の意思で遠くのものにピントを合わせたり、意図的にピントを合わせないようにすることもできますが、これはSmooth Muscleです。

 

ピントを意図的に合わせているのではなく、集中する対象を意図的に選んでいるだけであって、ピントを合わせるCiliary Muscleは自動で働いてしまいます。

 

ちなみに、実際に目を動かすために、目の周りに6つの筋肉がありますが、これは自分の意思なので、もちろんSkeletal Muscleです。

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このように無数にある全身の筋肉は、これら3つのどれかの種類に属しています。

 

 

こちらが英語ですが、Lecture Videoになってます。

よろしければ参考にしてみてください。

 

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初めての子育て

こんにちは、橘ジンです。

 

 

NYUでの秋学期が終わり3週間の休みがあったので、年末年始は嫁と生後3ヶ月の娘の待つコロラドへ帰省しました。

 

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嫁とその両親さんのお言葉に甘えて単身でNYで勉強させてもらっていて、普段子育てができてないので、こういう時だけはと、少しでも嫁の助けになればと思っていたのですが、これが想像以上にキツいものでした。

 

 

当たり前のことですが、どこに行くにも連れていかなければならないので、子供中心に全てのプランを考えなければなりません。

 

基本的に夜は8時あたりからもう就寝、もしくはその準備を完了していて、朝は赤ちゃんに合わせて7時頃には起きてしまいます。

 

すると自動的に友人との夕飯の約束も、5時開始の7時解散。赤ちゃんが大丈夫なFamily Friendlyな店を選んだり、車での長時間移動は極力避けようとしたりします。

 

 

 

お風呂に入れるにも、洗濯するのにも、赤ちゃんの肌に優しい石鹸や洗剤、クリームなどを用意します。体が小さいので温度や湿度にも十分に気をつけなければなりません

 

さらに、一度寝るべき時間を逃してしまうと当分寝なくなってしまったりするので、赤ちゃんの睡眠サイクルにはとてもシビアです。(寝てる時だけが唯一自分たちの時間が取れますので)

 

 

一週間が経ったあたりからようやく僕も慣れ始め、娘の生活のルーティーンがわかって来ました。

 

朝は大体6時から7時あたりに目を覚まし、午前中のうちに2回多めのウンチをします。その後はあまりウンチはしないので、出かける前は、その2回のウンチ待ちです。

 

泣いた時は基本的に3択: オムツ or おっぱい or 眠い!

特にお腹の空いているときは、唇に指を当てると吸おうとするのでわかりやすいです。

それもなく、オムツも綺麗な場合は眠いと訴えているので、寝やすい環境を作ってあげれば寝ます。

 

夜は、風呂上がりにおっぱいをあげるとすぐ寝るので、7時か8時あたりにお風呂に入れるとちょうどいい時間に寝てくれます。

 

夜中に起きる場合は基本的にお腹が空いている時なので、起きて泣かれてもお父さんは何もしてやれませんでした。むしろ何もできないので、逆に嫁が気を使って別の部屋で寝てもいいと言ってくれました。そしてお言葉に甘えてしまいました。

 

 

 

この3週間で、この時期の赤ちゃんの子育てはだいたいわかりましたが、なんだかんだお父さんは足手纏いな感じがしました。

 

お腹がすかれると僕にはどうしようもありませんし、オムツもお風呂も嫁の方が断然早い。寝かせるのにも、一度おっぱいを上げてからだと熟睡してくれるので、それも任せるしかないです。抱っこして寝るときも、僕よりは嫁の胸の方がよく寝てくれます。

 

実際、嫁が赤ちゃんの世話をしている時に、ほかの家事を僕がやるという形でしか貢献できず、子育てって本当に難しいと痛感しました。

 

 

自分の時間は持てず、全て生活をコントロールされますが、それでも全然いいと思えるくらい、親バカかもしれませんが、可愛いです

言葉で表現できないような可愛さ、愛おしさ。人生で初めての感情です。

笑っている時はもちろん、寝顔や泣いている時だって、見ているとこちらはニヤついてしまいます。

 

 

痛い思いをして産んで、そしてずっと一緒にいて子育てをしてくれている嫁には本当に感謝感謝です。

 

 

これから僕のNYでの学生生活はあと3年間ありますが、しっかりと卒業し、しっかりと将来ドクターとして稼いで、一生恩返しをしていきたいと思います。